今回は、「丈夫な骨を作るための方法」を解説していきます。
(この記事は、『老後は40代で決まる 接骨院の院長がこっそり教える健康「骨」習慣に収録されています。)
この記事を書いている人
柔道整復師
鈴木 悟(おむすび先生)
むすび接骨院 鈴木 悟 院長 著
『老後は40代で決まる-接骨院の院長がこっそり教える健康「骨」習慣-』
筋力トレーニングは筋肉だけでなく骨も強くする?
骨は常に破骨細胞と骨芽細胞により、古い骨は取り壊されて、新しい骨に置き換えられています。
そして荷重されている箇所は、とくに置き換えが活発になり骨は強く丈夫になります。
宇宙飛行士が無重力状態でいると骨が弱くなるのは、無重力によって骨に荷重がかからないからなのです。
運動すると健康に良いのは、筋肉を動かすことによって様々なホルモンが分泌されるからです。成長ホルモンはその名の通りで若返りホルモンとも呼ばれます。
(ここからは少し専門的な話になりますので、むずかしく感じる方は読み飛ばしてもらっても構いません。)
テストステロンという性ホルモンはやる気を起こさせ、筋肥大や血管系の病気の予防、記憶力や集中力を高めたりします。ドーパミンという神経伝達物質もやる気を起こさせるのに役立ちます。
また、ノルアドレナリンは脳を活性化させ記憶力や情報処理能力を高め、セロトニンは幸福ホルモンとも呼ばれ感情のコントロールやメンタルを安定させます。
つまり、筋力トレーニングは体内に素晴らしい変化をもたらすのです。
筋肉は伸びたり縮んだりして体を動かしますが、使っていないと伸びたり縮んだりが出来にくくなってしまいます。
また、筋肉はそのポンプ作用によって血流を促している役目をしてくれています。したがって動きが悪い部位は血行不良を起こし、痛み物質や老廃物を洗い流すことができなくなってしまうため、必要な栄養を細胞に届けられずに痛みや症状が出やすい状態を作ってしまうのです。 筋肉と骨、両方にとって筋力トレーニングは欠かせないと言えるでしょう。そして、もちろん少しでも若いうちから始める方が効果は大きくなるのです。
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